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YouTube広告の効果とは?期待できる効果と効果を上げる4つのポイント

YouTube広告の効果とは?期待できる効果と効果を上げる4つのポイント

成果につなげる広告動画の作り方
Shaer
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これからYouTube広告を活用して集客や売上などビジネスの成果を上げたいけれど

  • 実際のところ、どの程度の効果が期待できるのか?
  • 広告費を無駄にしないためには、どのようにやれば良いのか?

と悩んだり不安になっていませんか?

YouTube広告に興味を持つ中小企業や小規模事業者の多くがこのように悩んでいる方も少なくないのでは?と思います。この記事では、YouTube広告の具体的な効果やメリット、デメリット。また、YouTube広告の効果を最大化するためのポイントについて解説しました。

YouTube広告で期待できる効果は?

商品やサービスの認知度アップにつながる

YouTubeは世界中で最も利用されている動画配信サービスで、日本国内でも、18歳以上の月間視聴者数が2023年5月時点で7,120万人を超えたと発表されています。またYouTubeは「若い世代が多い」というイメージの方もいるかもしれませんが、45~64歳は2,680万人と視聴する年齢層も広がっています。

このように幅広い年齢層の視聴者にリーチすることができるYouTubeは、特に新しい商品やサービスの認知度を高める際に効果的で、ブランドの可視性を大きく向上させることが期待できます。

潜在層にリーチできるので新規顧客獲得につながる

例えば、検索広告の場合、検索キーワードに基づいて広告を出稿するので、ある程度ニーズが顕在化している層へのリーチが可能ですが、YouTube広告は動画の再生前後や再生途中に表示されるため、TVCMのようなイメージで、動画を見ている視聴者に対して広告を配信することができます。

また、広告は視聴者の関心に基づいて配信できるので、従来の広告手法ではリーチが難しい潜在層にもリーチすることが可能になり、新規顧客獲得へとつながる可能性が高まります。

製品サイトやLPへ誘導できるので購入や申し込みにつながる

YouTube広告には、広告に興味をもった視聴者を直接製品ページやランディングページ(LP)に誘導することができるようになっています。そのため、具体的なコンバージョン(購入や申し込みなど)に直接結びつく可能性があります。

ターゲットに合わせた適切なCTA(コール・トゥ・アクション)を用意することで、視聴者を次のステップへと導くことができます。

無駄な広告費を抑えられ費用対効果が高い

YouTube広告には複数の広告タイプと課金形態がありますが、例えば、「スキップ可能なインストリーム広告」の場合、30秒以上(それより短い場合は最後まで)視聴されなければ、広告費は課金されません。一定時間(通常は5秒)が経過すると視聴者が広告をスキップすることができるため、広告に関心が無くスキップされた場合には、課金されない仕組みになっています。

YouTube広告にはこのような効果(メリット)があるということが、一般的に言われていることですが、「自社の場合も同じように効果を期待できるのか?」という不安を少なくするのは難しいのではないでしょうか。

YouTube広告をおこなう際に求める効果(結果)は、集客や売上にどれくらいの効果があるのか?ということだと思います。そのためには、広告の目的を明確にすると同時に、効果を測定するための指標を定めておくことが大切です。

YouTube広告の効果を高めるには?

YouTube広告の効果を高めるには、広告動画のクオリティを高くすることが重要ですが、動画のクオリティとは、単にインパクトのある動画、面白い動画というわけではありません。効果を高めるためには、以下の4つのステップで広告動画を作成すると良いでしょう。

ステップ1:広告の目的を明確にする

言うまでもなく、「なんのために広告をするのか?」ということですが、ほとんどの場合は売上増や集客増に繋げたいということだと思います。しかし、単に「集客数を増やしたいから」といった漠然とした目的ではなく、そのために最低限、「誰」に「どんなアクション」を取ってほしいのか?というというところまで明確にしましょう。

なお、アクションは、商品の購入やサービスの申し込みの場合もありますし、お問い合わせや資料請求など、あなたのビジネスに合わせて設定していきましょう。

ステップ2:広告の目的にあったターゲット設定をする

広告の目的が決まったら、「誰」=ターゲットを明確にしましょう。簡単に言えば、この「誰」が「どんな人で、どんなニーズを持っているのか」というところまで深堀りして落とし込むことが重要です。これにより、広告動画にどんなメッセージを入れれば響くのか?が見えやすくなります。

ステップ3:目的とターゲットに合わせた動画を作成する

2つのステップが完了したら、それを基に広告用の動画を作成します。目的とターゲットに合わせて動画の構成をまとめてから作成しましょう。

ステップ4:目的とターゲットに合わせたランディングページを用意する

広告の遷移先(広告をクリックした先で表示するウェブサイトやLP)を用意します。広告のクリック数が多くても、遷移先のクオリティが低いと、コンバージョン数がない=成果がないという結果になってしまいます。

動画広告をおこなう際には、広告素材として使用する動画にだけ目が行きがちですが、効果を上げるためには、広告の遷移先となるウェブサイトのクオリティが最終的な鍵となりますから、「誘導先はとりあえずウェブサイトのトップページでいいんじゃない?」と安易に決めずに、やはり目的に合ったページに誘導するようにしましょう。

そのうえで、効果測定と改善を進めていくことをおすすめします。

YouTube広告の効果測定と改善のための指標とは

YouTube広告に限らず、広告をおこなう際に求める効果(結果)は、集客や売上にどれくらいの効果があるのか?です。YouTubeで広告動画を配信しても、それだけでは求める効果を出すことはできません。効果を出すためには、広告の効果測定をしっかりと行い、効果を最大化できるようにすることが大切です。ここでは、効果を測定するための指標をについて解説します。

広告動画の効果測定で確認しておきたい指標

表示回数サムネイルが表示された回数
視聴回数動画広告が視聴または再生された回数
視聴率動画広告の視聴回数またはエンゲージメント数を広告の表示回数で割った割合
完全視聴率動画が最後まで離脱されずに視聴された割合
平均広告視聴単価ユーザーが動画広告を30秒間(動画が30秒未満の場合は最後まで)視聴したか、動画広告にエンゲージメント操作をおこなったときに、支払う広告金額の平均
総再生時間動画広告を再生した合計時間(秒で表示)
平均総再生時間広告インプレッション1回あたりに動画広告を再生した平均時間(秒で表示)
クリック数動画広告をユーザーがクリックした回数。
クリック率動画広告がクリックされた回数を表示回数で割った割合
コンバージョン数動画を通して、商品購入や資料請求、お問い合わせといった行動を起こした数
ユニークユーザー数一定期間に動画広告を視聴したユニークユーザーの数

このようにたくさんの指標があるので、広告の効果測定に慣れていないと「とりあえず視聴回数だけ見ておこう」で終わってしまう人も多くいます。しかし、目的は広告を見てもらうことではありませんので、視聴回数の多い・少ないだけでは、本当に効果が出ているのか?出ていないとしたら改善要素はどこにあるのか?などの判断は難しくなります。

そこで、まずは、視聴回数に加えて、以下の3つの指標も確認していくとよいでしょう。

完全視聴率:

完全視聴率は、広告が表示された回数に対して、30秒以上(30秒未満の場合は最後まで)視聴された割合です。動画広告を成果につなげるためには、広告動画をしっかり見てもらい、ウェブサイトやLPに遷移してもらう必要があります。そのためには、

広告動画の最初の5秒で視聴者の興味を引くことが重要と言われますが、完全視聴率が極端に低い場合は、広告動画のクオリティなど全体的な見直しなどの検討材料になります。

参考:効果的な広告動画作り方5つのステップと制作時のポイント

クリック数とクリック率:

クリック数は、動画広告がクリックされた回数を示す指標です。また、クリック率はクリック数を表示回数で割った割合を示す指標で、広告動画からウェブサイトやLPへの遷移数と表示回数との割合がわかります。

クリック数が多いということは、視聴者に対して商品やサービスの魅力がアピールできていると判断することができますが、この数値が極端に低い場合は、ターゲティングや訴求内容にズレがないか確認しましょう。

コンバージョン数

コンバージョン数は、広告動画をクリックした視聴者が、お問い合わせや資料請求、商品購入など広告の目的としているアクションを起こした数を示す指標です。またコンバージョン数をクリック数で割った割合を示す指標をコンバージョン率と言います。

広告の効果を測定する上で、最終的にはコンバージョン数が少なければ、「広告の効果は薄いと」判断せざるを得ません。なお、コンバージョン数が少ない、コンバージョン率が低い場合は、広告動画自体よりは、広告をクリックした遷移先のウェブサイトやLPの課題があるケースがほとんどです。

ウェブサイトやLPが広告動画の内容とのズレがないか?ユーザービリティが低下していないか?などを確認するとよいでしょう。

また、広告の遷移先のウェブサイトやLPを改善するには、異なるページの構成要素やデザインなどを変更したページを用意してA/Bテストなどを実施すると改善のためのヒントが見つけやすくなります。

まとめ

Google広告には様々なタイプの広告がありますが、その中でもYouTube広告は顕在層への訴求だけでなく、商品・サービスの認知度アップや潜在層へのリーチなどの面でも比較的費用対効果が高い広告で、運用次第では少ない予算でもビジネスの成果に繋げられるというメリットがあります。

しかし、効果的に使うには広告動画を作成して広告を出すだけでなく、目的を明確にした上での動画作成や広告クリックの遷移先となるウェブサイトやLPをきちんと用意することが大切です。そして広告の効果測定をしっかりと行いながら改善を進めることで効果を高めることができます。

しかし、これらの一連の工程をこなしていくことは、中小企業や小規模事業者、個人事業主にとっては、リソースの面で難しいという側面もあるのではないでしょうか。

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